TeX
空集合(要素を一つも含まない集合)の記号∅を出力するには\emptysetを使う 空集合は $\emptyset$ という記号で表す。 → 空集合は∅という記号で表す。 高校の数学の教科書ではφ(\phi、ギリシア文字の小文字のファイ)が使用されるが、大学以上の数学では∅(…
行間のスペースではなく、並べて記述する文字と文字との間に空白(スペース)を入れる命令のこと。上から順に \qquad \quadの2倍 \quad 本文に使用している文字のポイント数相当 \ 本文の半角スペース相当 ※数式モードのみ \; \quadの5/18程度 ※数式モードの…
TeXでドル記号(dollar sign, $)は、本文中に数式を表示するための命令であるため、特殊記号として扱われており、そのままでは表示できない。表示したい場合は「\$」として、命令形式にすること。 \$を使う文字列補間 → $を使う文字列補間
\capコマンドと\cupコマンドを使う。 共通部分 $A \cap B$ → A∩B 和集合 $A \cup B$ → A∪B
otfパッケージの\UTFコマンドを使う。\UTFコマンドにUnicodeを16進数で指定すればよい。なお、「U+」は不要。以下のソースコードをunicode.texと保存する。保存時の文字コードは何でもかまわない。 \documentclass[uplatex]{jsarticle} \usepackage{otf} \be…
otfパッケージの\CIDコマンドを使う。\CIDコマンドにCIDを10進数で指定すればよい。以下のソースコードをcid.texと保存する。保存時の文字コードは何でもかまわない。 \documentclass[uplatex]{jsarticle} \usepackage{otf} \begin{document} 源平合戦 \CID{…
文献の種類を指定する記号に「@misc」を使い、例えば以下のようにbibファイルに入力する。 @misc{kakuryomeibo2022, author = "内閣官房", title = "第2次岸田改造内閣閣僚等名簿", howpublished = "\url{https://www.kantei.go.jp/jp/101_kishida/meibo/ind…
例えば以下のようにURLをコピー&ペーストしてコンパイルする。 第2次岸田改造内閣閣僚等名簿 https://www.kantei.go.jp/jp/101_kishida/meibo/index.html エラーが表示されて止まるはず。 ! Missing $ inserted. $ l.○ https://www.kantei.go.jp/jp/101_ ki…
install-tl-windows.exeをダウンロードして、管理者として実行して進めるが、フォルダーC:\texliveは作られるものの、インストールが途中で止まってしまい、失敗することがある。texlive2022.isoをダウンロードしてマウントしてinstall-tl-windows.batを実行…
\textyen命令を使う。 \textyen 123,456 - → \123,456- 実際には、「¥」と「1」の間には若干の隙間を空けたほうがよいため、以下のようにするのが適切。 \textyen \ 123,456 -
左右の波括弧{ }の前にそれぞれ円記号(バックスラッシュ)を付ける \{ a \}→{a} 波括弧{ }は¥で始まる命令などの区切りに使われるため、そのままでは出力されない。そのため、円記号を付けて出力であることを明示する必要がある。
テキストモードでは\%, \textperthousand, \textpertenthousandを、数式モードでは\%, \tcperthousand, \tcpertenthousandを使う。数式モードで当該命令を使うには、プリアンブルに以下の1行を追加する。 \usepackage{mathcomp} \% \textperthousand \textpe…
プリアンブル(\documentclassから\begin{document}の間の行)に以下の1行を書く。 \pagestyle{empty}
\inftyを使う。 $[0, \infty)$ → [0, ∞)
\pagenumberingでそれぞれromanとarabicを指定すると、ページ番号がそれぞれローマ数字、アラビア数字になる。以下、例。 \begin{document} % ドキュメント開始 \pagenumbering{roman} % ページ番号をローマ数字に指定 \tableofcontents % 目次をここで挿入 …
xcolorパッケージを使う。プリアンブルに以下の1行を追加する。 \usepackage[dvipsnames]{xcolor} dvipsnamesオプションを付けることで、多くの色が使用できるようになる。 \colorに続いて文字の色を指定する。色を指定したい範囲を波括弧{}でくくる。 {\c…
圏点(文字を強調するために文字の上に書く点)を使うには、\.を使う。 なんてこった。\.お\.し\.ゃ\.かじゃないか。→なんてこった。おしゃかじゃないか。 (HTMLで圏点を表現することはできないため、ここでは圏点を打った文字を青太文字にしている。以下同…
キーボードの3~6のキーを押すことで出力する記号#、$、%、&は、TeXではいずれも特殊記号のため、そのままソースコードに入力しても出力されない。コンパイルすることもできない。すべてバックスラッシュ(あるいは円記号)と組み合わせて使う必要がある…
命令\simを使う。 $1 \sim 10$→1 ~ 10
「\|」を使う。「||」(縦棒を2つ続ける)はやめたほうがよい。 $\| a \| = 1$→||a|| = 1
「|」をそのまま使う。 $|a| = 1$→|a| = 1
ページ番号(ノンブル)の文字は\pagenumberingで指定できる。romanとするとローマ数字(i,ii,iii,…)に、arabicとするとアラビア数字(1,2,3,…)になる。 \begin{document}\pagenumbering{roman} % ページ番号にローマ数字に\tableofcontents % 目次をここ…
奥村氏が提供のパッケージokumacroに簡単にルビが振れる\rubyコマンドが収納されている。以下の1行をプリアンブルに書くことで、この\rubyコマンドが使えるようになる。 \usepackage{okumacro} \rubyコマンドを使ってみる。 雨が降り、\ruby{憂鬱}{ゆううつ}…
ptex2pdfコマンドでtexのソースファイルをコンパイルするときに以下のようなエラーメッセージが表示される時がある。 >ptex2pdf -l -u ○○○! LaTeX Error: Cannot determine size of graphic in ×××.pdf (no BoundingBox). ソースファイル内で、\includegraph…
\simを使用する。 $j = 1 \sim 10$→j = 1~10
\includegraphicsを使う。ただし、いろいろと細かな設定が必要。 \documentclass[uplatex]{jsarticle}\begin{document}\includegraphics{figure.pdf}\end{document} コンパイルしてみる。 PS > uplatex document(表示省略)! Undefined control sequence.l.…
TeXでは、「 _ 」(アンダースコア、アンダーバー)は特殊文字のため、そのまま入力するとコンパイルできない。 A_B→(コンパイル不可) 「 _ 」を表示させるには \_ を使う。 A\_B→A_B なお、数式モードでは「 _ 」は下付き文字を表示するために使用される…
\includegraphicsを使用して画像を含めたソースファイルをコンパイルすると、以下のようなエラーメッセージが表示されることがある。 ! LaTeX Error: Cannot determine size of graphic in ○○.○○.pdf (no BoundingBox). いろいろ調べて原因がわからないとき…
数式モードで変数にダッシュを付けたいときは、「’」(シングルクォーテーション、シフトキーを押しながら6を押して入力される記号)を単純に入力すればよい。 a + a' → a + a' \primeを使用してもよい。ただし、そのまま使用すると文字と同じように配置され…
jbibtexを使うと、以下のメッセージと共にエラーで動作が止まることがある。 I couldn't open style file junsrt.bst 最近(2018年8月現在)の最新のW32TeXでは、jbibtexからはjunsrtは指定できなくなったようだ。代わりにpbibtexを使用すればよい。