LVMは物理ボリューム(pysical volume)と論理ボリューム(logical volume)の二層構造から成っており、物理ボリュームの下に論理ボリュームが構成されている。以下は、あるサーバーで表示させた例。 まずは、pvdisplayコマンドで物理ボリュームを確認する。物理ボリュームとは、LVMにより物理的に記憶領域を取りまとめられているパーティションのこと。
$ sudo pvdisplay --- Physical volume --- PV Name /dev/sda5 VG Name ubuntu-vg PV Size 〇〇 GiB / not usable 〇〇 MiB Allocatable yes PE Size 〇〇 MiB Total PE 〇〇 Free PE 〇〇 Allocated PE 〇〇 PV UUID 〇〇 〇〇
/dev/sda5は物理ボリュームとして扱われていることがわかる。この物理ボリュームを取りまとめて仮想的な大きな記憶領域を作っている。この仮想的な記憶領域をボリュームグループという。上記の例では、物理ボリュームは/dev/sda5だけから構成されており、それによってubuntu-vgというボリュームグループが作成されていること意味する。 ボリュームグループの情報を表示してみる。
$ sudo vgdisplay --- Volume group --- VG Name ubuntu-vg (以下、表示省略)
論理ボリュームの情報を表示してみる。
$ sudo lvdisplay --- Logical volume --- LV Path /dev/ubuntu-vg/root LV Name root VG Name ubuntu-vg (表示省略) --- Logical volume --- LV Path /dev/ubuntu-vg/swap_1 LV Name swap_1 VG Name ubuntu-vg (表示省略)
この例では、論理ボリュームは2つあり、1つは/(ルート)でもう1つはスワップ領域であることがわかる。