2021年6月現在のPHPの最新バージョンは8.0.7。これをWindows+Apacheの環境にインストールする。なお、ApacheはApache Lounge(http://apachelounge.com)版が公式ページで推奨されているので、それを使用すること。
まずPHPを公式ページ(https://www.php.net)からダウンロードする。ダウンロード先はここ。ウィンドウズ版はZIPファイルをダウンロードすることになるが、ここで64ビット版か32ビット版か、ノンスレッドセーフ版かスレッドセーフ版か、合計4つの中から選ぶことになる。通常は64ビット版のスレッドセーフ版(php-8.0.7-Win32-vs16-x64.zip)でよい。
ダウンロードしたら、フォルダーC:\phpを作成して、このC:\phpにphp-8.0.7-Win32-vs16-x64.zipをディレクトリ付きで展開する。
C:\phpにあるphp.ini-developmentをphp.iniにコピーしてそのディレクトリに置く。
Apacheの設定ファイルC:\Apache24\conf\httpd.confの最終行に、以下の3行を追加する。
LoadModule php_module "C:/php/php8apache2_4.dll" AddHandler application/x-httpd-php .php PHPIniDir "C:/php"
PHPの公式ページの説明(https://www.php.net/manual/ja/install.windows.apache2.php)では、1行目が「LoadModule php8_module~」と書かれているが、これは誤りで、上記のようにすること。
これでインストールと設定は完了。設定を有効にするため、Apacheを再起動する。
>C:\Apache24\bin\httpd.exe -k restart
PHPの動作実験を行う。C:\Apache24\htdocsにテキストファイルでphpinfo.phpを作成。中身は以下の3行とする。
<?php
phpinfo();
?>
ブラウザーで以下のアドレスを開く。
ウィンドウの上部に、以下の画像ファイルが表示されて、その下に、いろいろな設定内容が表示された表が表示されれば、動作確認は完了。PHPは稼働している。