以下はApacheがインストールされているWindows 10にPHPのバージョン7.4をインストールした例。なお、ApacheはApache Lounge(http://apachelounge.com/)版の使用が公式ページで推奨されている。
公式ページ(https://www.php.net)からダウンロード(https://windows.php.net/download#php-7.4)する。ウィンドウズ版はZIPファイルをダウンロードすることになる。 ウィンドウズ用のPHPは、64ビット版か32ビット版か、ノンスレッドセーフ版かスレッドセーフ版か、合計4つの中から選ぶことになる。Apacheの場合は、通常は64ビット版のスレッドセーフ版(この例ではphp-7.4.20-Win32-vc15-x64.zip)でよい。
ダウンロードしたら、フォルダーC:\phpを作成する。このC:\phpにphp-7.4.20-Win32-vc15-x64.zipをディレクトリ付きで展開する。
C:\phpにあるphp.ini-developmentをphp.iniにコピーして同ディレクトリに置く。
Apacheの設定ファイルC:\Apache24\conf\httpd.confの最終行に、以下の3行を追加する。
LoadModule php7_module "C:/php/php7apache2_4.dll" AddHandler application/x-httpd-php .php PHPIniDir "C:/php"
これでインストールと設定は完了。設定を有効にするため、Apacheを再起動する。管理者として実行したコマンドプロンプトで、以下のようにコマンドを実行する。
>C:\Apache24\bin\httpd.exe -k restart
PHPの動作実験を行う。C:\Apache24\htdocsにテキストファイルでphpinfo.phpを作成。中身は以下の3行とする。
<?php
phpinfo();
?>
ブラウザーで以下のアドレスを開く。
上部に以下の画像ファイルが表示されているページが開かれて、画像の下に、いろいろな設定内容が表示された表が表示されれば、動作実験は完了。PHPは正常に動作している。