Linuxのwgetコマンドには、指定したWebサーバーやFTPサーバーから送られてきたヘッダやレスポンスを表示する機能があり、これらの情報から、そのサーバーで使用されているサーバーソフトウェア、バージョン、OSなどが分かる場合がある。ただし、この情報はあくまでも接続先のサーバーが返してきたものであり、その情報が正しいという保証はない。あえて正確ではない情報を返したり、情報を一切返さないように設定されている場合もあるので注意。 wgetコマンド実行時に-Sで接続先のWeb/FTPサーバを指定する。なお、
$ wget -S wwww.yahoo.co.jp
とすると、カレントディレクトリにWebサーバのデフォルトファイル(index.htmlなど)がダウンロードされる。ファイルをダウンロードする必要がない場合は、--spiderオプションも併せて指定する。このオプションを指定すると、ページの有無を確認するだけでファイルのダウンロードは行わない。
$ wget -S --spider www.yahoo.co.jp スパイダーモードが有効です。リモートファイルが存在してるか確認します。 --〇〇-〇-〇 〇:〇:〇-- http://www.yahoo.co.jp/ www.yahoo.co.jp (www.yahoo.co.jp) をDNSに問いあわせています... 〇.〇.〇.〇 www.yahoo.co.jp (www.yahoo.co.jp)|〇.〇.〇.〇|:80 に接続しています... 接続しました。 HTTP による接続要求を送信しました、応答を待っています... HTTP/1.1 301 Redirect Date: 〇, 〇 〇 〇〇 〇:〇:〇 GMT Connection: keep-alive Server: ATS Cache-Control: no-store Location: https://www.yahoo.co.jp:443/ Content-Type: text/html Content-Language: en Content-Length: 1 (以下、表示省略)