ImageMagickには、コマンドラインやバッチファイルなどで画像ファイルのリサイズ等を行うことができるconvertプログラムが含まれている。
2017年4月時点の最新版のImageMagickでは、このconvertプログラムは初期状態ではインストールされなくなった。そのため、何も考えずにインストールを行うと、使うことができない。使うためには、インストール時に指定をする必要がある。
インストーラー(*.exe)を実行し、手順を進めると、以下のようなダイアログ(Select Additional Tasks)が表示される。初期状態では、上から4つめのチェックボックス(Install legacy utilities (e.g. convert))がオフになっている。これをオンにして、手順を進めると、convertコマンドがインストールされるようになる。
参考までに、上記のチェックボックスを初期状態(オフ)でインストールすると、プログラムがインストールされるフォルダー(例えばC:\Program Files\ImageMagick-7.0.5-Q16)には、以下のプログラム(コマンド)がインストールされる。
- dcraw.exe
- ffmpeg.exe
- hp2xx.exe
- imdisplay.exe
- magick.exe
- unins000.exe
チェックボックスをオンにすると、以下のようになる。
- compare.exe
- composite.exe
- conjure.exe
- convert.exe
- dcraw.exe
- ffmpeg.exe
- hp2xx.exe
- identify.exe
- imdisplay.exe
- magick.exe
- mogrify.exe
- montage.exe
- stream.exe
- unins000.exe
参考までに、現時点(2017年4月)でWindows 7(64ビット版)でImageMagickをインストールする方法。
- 公式ページ(http://www.imagemagick.org/)を開き、画面最上部の左から2つめに「Download」があるのでそれをクリック。
- 下部に「Windows Binary Release」とある。そこからダウンロードする。64ビット版のダイナミック版(ImageMagick-7.0.5-4-Q16-x64-dll.exe)でよい。ダウンロードはHTTPでもFTPでもかまわない(HTTPが無難)。そのファイルのところのdownloadの文字をクリックしてファイル(インストーラー)をダウンロードする。
- インストーラーを実行する。