自宅ではなく会社のようなネットワークにproxy(プロキシー)サーバーのある環境では、Windows 8はきちんとプロキシーの設定をしないとWindows Updateは動作が非常に遅かったり、あるいは失敗ばかりする。
proxyの設定は一般的にInternet Explorer(インターネットエクスプローラー)の設定ばかり思い浮かべるが、Windows 8におけるproxyサーバーの設定は複数箇所あり、Internet Explorerでの設定はWindows Updateには適用されない。Windows 8が内部的に持っているproxyサーバーの設定を、会社なりの設定に合わせる必要がある。
まず、どこでもよいのでフォルダーを開いてウィンドウの上部にあるタブ「ファイル」をクリック。
「コマンドプロンプトを開く」の横にある横三角をクリック。
「コマンドプロンプトを管理者として開く」をクリック。
画面が暗くなりダイアログボックスが表示され、「次のプログラムにこのコンピューターへの変更を許可しますか?」と確認される。「OK」ボタンを押す。
現在の状態を確認する。以下のように入力する。
> netsh winhttp show proxy
恐らく、以下のように表示されるはず。この状態では、内部的な設定ではプロキシーサーバーにつながない設定になっている。
現在の WinHTTP プロキシ設定:
直接アクセス (プロキシ サーバーなし)。
そこで、以下のようにコマンドを実行することで、インターネットエクスプローラーで設定したプロキシーの設定を、内部的な設定に設定することができる。
> netsh winhttp import proxy source=ie
現在の WinHTTP プロキシ設定:
プロキシ サーバー: proxy.×××.co.jp
バイパス一覧 : ×××
インターネットエクスプローラーと同じ設定が表示されるはず。これで、内部的なプロキシーの設定も設定されたので、これでWindows 8.1へアップデートできるようになるはず。