インストール直後は使えない。スーパーユーザーになり、apt-getでsambaパッケージをインストールする。
$ su パスワード(P):(スーパーユーザーのパスワードを入力) # apt-get install samba
これでSambaがインストールされた。Sambaを実行する。
# /etc/init.d/smb start
SMBサービスを起動中: [ OK ]
NMBサービスを起動中: [ OK ]
ファイアウォールが恐らく設定されているだろう。そのため、このままでは他のコンピュータからはつながらない。Sambaについては例外設定を行う。
# /usr/bin/system-config-securitylevel-tui
テキストベースのメニューが表示されるが、Tabキーを使用してカーソルを移動させて「カスタマイズ」のところでEnterキーを押す。そうすると、以下のようなメニューが表示されるはず。
+------------------ ファイアウォール設定 - カスタマイズ -------------------+
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| 2つの方法でファイアウォールをカスタマイズすることができます。1 |
| つは、特定のネットワークインターフェースからの全てのトラフィッ |
| クを許可するよう選択することです。2つ目は、明示的にファイアウォ |
| ールを通過させる特定のプロトコルの許可です。「imap:tcp」の様な |
| 「サービス:プロトコル」の形式で追加のポートを指定します。 |
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| 信頼できるデバイス: [ ] eth0 [ ] eth1 |
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| マスカレードデバイス [ ] eth0 [ ] eth1 |
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| [*] SSH [ ] telnet [*] FTP |
| 受信を許可: [*] WWW (HTTP) [ ] Samba [ ] メール(SMTP) |
| [ ] Secure WWW (HTTPS) [ ] NFS4 |
| その他のポート _________________________ |
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+--------------------------------------------------------------------------+
Tabキーを使用してSambaの[ ]に*を付けて(当該箇所でスペースキーを押す)、最後に「OK」。
前のメニューに戻るのでここでも「OK」。これで使えるようになる。
Windowsでつながるかどうか確認をする。上記のサーバーのIPアドレスが仮に123.456.789.123であったとすれば、Windowsのアドレスで以下のように打ち込む。
\\123.456.789.123
ここで接続に成功すれば、タイトルが「Windowsセキュリティ」というダイアログボックスが表示されて、「ネットワーク資格情報の入力」ということで、ユーザー名とパスワードの入力を求められる。ここまでくればとりあえずシステムの設定は完了。
なお、Sambaのインストール直後は個別の設定も全くされていないので、接続こそ成功しているものの、恐らくフォルダーを見たりすることは全くできないはず。上記の状態で既にあるユーザーのユーザー名とパスワードを入力してもサーバー内のフォルダーは見れない(「ユーザー名またはパスワードが正しくありません。」と言われる)。これについては、個別の設定が必要。
# smbpasswd -a ○○
○○にSambaで接続をしたいユーザー名を入力する。パスワードの入力(と再入力)を求められるが、ここでパスワードを入力する。これでSambaユーザーが作成され、Sambaで接続できるようになる。パスワードはLinuxのユーザーと同じでもかまわないし、変えてもよい。ここで入力したパスワードで接続することになる。