Windows 8のストアからWindows 8.1にアップデートしようとして、手順を進めて紫色の「ダウンロード」ボタンを押すと、画面最上部に左から右に緑色の丸が5つ流れて表示されるが、数分経過すると、「Windows 8.1のインストールを完了できませんでした」、「問題が発生したため、Windows8.1のインストールを完了できません。」と表示されて先に進まず、アップデートに失敗することがある。
あるいは、画面左上に「インストール」と表示されてダウンロードが開始されるものの、数分経過後にオレンジ色の文字で「このアプリはインストールされませんでした。詳細を確認してください。」と表示されて先に進まない。
このようになる要因は、インターネットへの接続がうまくいっていない可能性が高く、その原因は会社などでの作業であれば、プロキシーサーバーへの接続がうまくいっていない可能性が高い。
Windowsでは、プロキシーサーバーはInternet Explorerで設定した設定と、内部的に持っている設定の2つが存在する。Windows 8.1へのアップデートは後者の内部的な設定を使用するため、インターネットができているからと行ってうまくいくとは限らない。そのため、内部で保持するプロキシーの設定を変更する。
まず、現在の状態を確認する。どこでもよいのでフォルダーを開く。
ウィンドウの上部にあるタブ「ファイル」をクリック。
「コマンドプロンプトを開く」の横にある横三角をクリック。
「コマンドプロンプトを管理者として開く」をクリック。
画面が暗くなりダイアログボックスが表示され、「次のプログラムにこのコンピューターへの変更を許可しますか?」と確認される。「OK」ボタンを押す。
現在の状態を確認するために、以下のように入力する。恐らく、以下のように表示されるだろう。
> netsh winhttp show proxy
現在の WinHTTP プロキシ設定:
直接アクセス (プロキシ サーバーなし)。
この状態では、内部的な設定ではプロキシーサーバーにつながない設定になっている。そこで、以下のようにコマンドを実行することで、インターネットエクスプローラーで設定したプロキシーの設定を、内部的な設定に設定することができる。
> netsh winhttp import proxy source=ie
現在の WinHTTP プロキシ設定:
プロキシ サーバー: proxy.×××.co.jp
バイパス一覧 : ×××
インターネットエクスプローラーと同じ設定が表示されるはず。これで、内部的なプロキシーの設定も設定されたので、これでWindows 8.1へアップデートできるようになるはず。