cygwinとTera Termを使用すれば、簡単にできる。Windows 8側でXサーバーを起動する必要がある。当然、接続するLinux側にはXクライアントが起動していなければならない。
- Tera Termをインストールする
- cygwinをインストールする
- cygwinをインストールするとスタート画面(サインイン直後かウィンドウズキーを押したときに現れる、グレーバックで左上に「スタート」いう文字が表示されている画面)に「XWin Server」というタイルがあるはず。無ければ右の方にスクロールして探す。
- 「XWin Server」タイルをクリック。
- タスクバーの右端の通知領域に、「X」というアイコンが表示されるはず。隠れているだけかもしれないので「△」アイコンを押して、隠れているインジケーターを表示してみる。「X」(Xの文字にオレンジ色の半円が付いている)というアイコンがあれば、Xサーバーが起動している。なお、タイトルが「~」で、左端のメニューが「Main」であるウィンドウが開かれるはず。これは不要であるのでこのウィンドウは閉じてよい(右上の「×」をクリック)。
- Tera Termを起動する。ダイアログボックス「Tera Term: 新しい接続」が表示されてどこかに接続しようとするが「キャンセル」ボタンをクリック。
- メニュー「設定」→「SSH転送」と進む。
- ダイアログボックス「SSHポート転送」が開かれる。下部の「Xクライアントアプリケーションの転送」のチェックボックス「リモートのアプリケーションをローカルのXサーバに表示する」にチェックを付けて「OK」ボタンを押す。
- この設定を保存する必要がある。メニュー「設定」→「設定の保存」と進む。ファイル名は「TERATERM.INI」のままで「保存」ボタンを押す。
- 念のため、Tera Termを終了して再度起動する。
- 再起動したTera TermでXクライアントが起動しているLinuxサーバーに接続する。当然SSHで接続する。これでX端末が利用できるようになる。
動作しているかどうかの実験は、コマンドプロンプトでグラフィカルなソフトウェアを動作してみればよい。簡単にはGhostscriptがよい。
$ gv
これで、ウィンドウズ上でタイトルが「gv x.x.x」(xはアラビア数字)なるウィンドウが開かれれば、X端末は利用できている。