そのコンピューターのCPUが64ビットWindowsが使えるかどうか、Windows PowerShellのスクリプトで確認をすることができる。
Win32_ProcessクラスのDescriptionプロパティの値を見ればよい。64ビットWindowsをサポートしているコンピューターであれば、「Intel64」か「x64」という文字が含まれている。
PS > $ps = Get-WmiObject -Class Win32_Processor
PS > $ps.Description
Intel64 Family ○ Model ○ Stepping ○
PS > ($ps.Description -match "Intel64") -or ($ps.Description -match "x64")
True
入力3行目は、「Intel64」か「x64」のいずれかの文字を含むように判定した方が無難。最近の64ビットWindowsをサポートするコンピューターは、このどちらかの文字を返すため。64ビットWindowsをサポートしていないコンピューターでは、この2つの文字が含まれない。
Windows PowerShell実践システム管理ガイドの初版164ページの下部に掲載のスクリプトでは、コンピューターが64ビットWindowsをサポートしているか否かの判定に単純に-like比較演算子を使用しているが、これは誤り。-like比較演算子はワイルドカードを使わない場合は、完全一致した場合にしかTrueを返さない。このページのスクリプトは期待どおりの動作をしないので注意。
なお、Windows PowerShell実践システム管理ガイドの初版の前半13ページには、記述はWindows PowerShell V2 Community Technology Preview 3 (CTP3)に基づいて書かれており、PowerShell V2の正式版では昨日や動作が異なる可能性がある旨、記載されている。
追記 2014年10月22日
Windows PowerShell実践システム管理ガイドは第2版が出版される予定のようだ。