現時点で最新版のVine Linux 6.2の話。おそらく、インストール時にディスプレイと画面の解像度の設定がうまくいかなかったと思われる。
コンピューターの電源を入れる。GRUBのメニューが以下のうに表示されるだろう。
GNU GRUB
Vine Linux (Current kernel)
(以下表示省略)
eを押す。そして↓キーを押して、2行目の「kernel /boot/vmlinuz~」を反転させて、ここでもeを押す。「<a2 vga=0x301 」などと表示されてカーソルが点滅しているだろうから、ここで「3」を入力してEnterキーを押す。
先ほどのメニューに戻るので、ここで「kernel /boot/vmlinuz~」が反転していることを確認して、bを押す。ランレベルが3で起動を開始する。
ログインする。スーパーユーザーになって、/etc/X11に移動する。
$ su
# cd /etc/X11
そこにxorg.confというファイルがあるはず。これをとりあえずバックアップ。なお、xorg.conf.backupというファイルは後で自動で作られるかもしれないので、ここでは違う名前にしておく。
# cp -p xorg.conf xorg.conf.old
新しいxorg.confを作成する。なお、実行すると画面にいろいろ大量に表示されるが気にしない。最後に「Configuration failed.」などと表示されても、とりあえず気にしない。
# /usr/bin/Xorg -configure
新しいファイルは/rootにxorg/conf.newというファイル名で作成される。確認する。
# ls -l /root
ファイルをコピーする。
# cp -p /root/xorg.conf.new /etc/X11/xorg.conf
一般ユーザーに戻って、Xを起動する。
# exit
$ startx
これで画面に表示されれば成功。ただし、これは一時的に表示されているだけに過ぎないので、ここでGNOMEを利用して解像度やディスプレイの設定(CRTかLCDかとか)をきちんと行う(メニュー「システム」→「システム管理」→「ディスプレイ」)。そうしたら、コンピューターを再起動すること。再起動後にグラフィカルなログイン画面が表示されるはず。
もしうまくいかなかったら、Ctrl+Alt+F2でコンソールのログイン画面を表示させて、ログイン。参考までに、ここからグラフィカルに戻るにはCtrl+Alt+F7で戻れる。