データとして用意をしているテキストファイルを通常読み込む時はread.table関数を使うことが多いが、純粋にテキストファイルとしてデータを読み込みたいときがある。このような場合は、scan関数を使用すればよい。例えばdata.txtというテキストファイルを読み込んでvというベクトルにする場合は以下のとおりにする。
> v <- scan("data.txt", what = character(), sep = "\n", blank.lines.skip = F)
scan関数の戻り値はベクトル。上記のようにすると、いわゆるコメント行(「#」で始まる文字列)、改行だけの行、空白だけの行も読み込む。また、各行の先頭や最後に1つ以上の空白が含まれていてもそのまま読み込んでくれる。 引数にwhatを上記のように指定することで文字列として読み込む。sepは行単位ということ。blank.lines.skipをFとしないと、改行だけの行は読み込まないので注意。